初めての方にもお薦め!ロボットアーム導入相談会のアジェンダ公開

世界的に労働力人口の減少が予測される中、産業用ロボットの販売や導入は今後も増え続ける見通しです。特に製造業の現場では、ロボット導入による自動化・省力化で人手不足を解消し、人員をより最適な部門へ再配置する流れが出ています。本記事では、デスクトップに設置できるコンパクトタイプのロボットアームが注目を集める現状を受け、利用が広がる背景や導入のメリット、検討から導入までの流れを3回に渡って解説します。

1回目、2回目の記事では、卓上ロボットアームの導入が広がる現状と、具体的な検討・導入のステップを見てきました。今回の記事では、当社が実施している「卓上ロボットアーム導入相談会」の実施内容とこれまでに寄せられたご相談の中で代表的な例をご紹介します。

相談会で何が分かる?初めての方こそ利用したい機会

当社は卓上ロボットアームの導入をお考えの方を対象とした「導入相談会」を実施しています。本記事では、まずこの相談会で、具体的にどんなことを相談できるのか、何が分かるのか、どういった情報を得られるのかといった、詳しい内容を紹介していきます。

導入相談会、お申込みから実施まで

  1. 申込み
    何らかの課題を感じていて、ロボットアームの活用を思い描いている方は、まず気軽にお問い合わせください。
  2. 電話ヒアリング
    実際に相談会へお越しいただく前に、専門スタッフより電話ヒアリングを実施します。
    現在どういったことを検討されているか、知りたいこと、当日見てみたい動作デモなどについて、お話を伺います。
    (お申込みメールへの返信で、電話ヒアリングの日程調整をいたします。)
  3. 相談会の日程・会場の調整
    東京、大阪で開催の場合は、ロボットアーム実機の動作をご覧いただいたり、ティーチングやプレイバックをお試しいただけます。また、オンラインミーティングサービスを利用して実施することも可能で、映像を通してにはなりますが、動作の様子をご覧いただけます。
  4. 相談会

相談会実施後から導入、運用

  1. (お客様にて)検討、試験 / 当社より検討のお手伝い
  2. 導入
  3. オンサイトトレーニング(ご要望に応じて)
  4. アフターサービス(情報提供を含む)

相談会のアジェンダを公開

お申込みから相談会実施、導入、運用までの流れで「4. 相談会」は、通常90分を目安に実施しています。こちらが、どのような構成や参加者で進むのか、全体像を詳しくご紹介します。

*参加者(お越しくださる方)
相談会に申し込まれる方は企業で導入を検討されているため、お一人でいらっしゃることは珍しく、2名以上、時にはプロジェクトメンバーに関係者、上長も加えて参加者が7~8名という場合もあります。

*当社スタッフ
事前の電話ヒアリングで伺った内容によって、マーケティング、技術担当(製品に詳しい)、セールス、エンジニア(制御に詳しい)など、対応する当社スタッフを調整します。

アジェンダ

ご希望内容によって、次の項目を自由に組み合わせて実施します。

[1] 事前情報の共有 / 相談会のご希望内容を確認
[2] 現状ヒアリング
[3] 卓上ロボットアーム DOBOT Magician®概要紹介
[4] DOBOT®動作デモ(検討事項によってデモの順序や内容も変わります)
 (ア) 専用ソフトウェア「DobotStudio」を用いたグラフィカルプログラミングの様子
 (イ) ティーチング&プレイバック
         XYZ座標を記録させるティーチングは、手動でお試しいただけます。
 (ウ) オブジェクトのピッキングと移動、その繰り返し
    吸引カップを使って木製ブロックを吸い上げ、移動します。
 (エ) グリッピング
    つかむ動作をお見せします。
 (オ) ライティング&ドローイング
    ペンツールを使った描画
[5] 事例の解説(動画なども含めて)
[6] 制御の学習方法やテキストのご案内
   (ア) ユーザー(現場で実際に使用する方)のプログラミング経験、制御学習の経験などをヒアリング
   (イ) 自習のステップやテキスト活用のポイント
   (ウ) オンサイトトレーニングの紹介(内容、期間、スキルレベル、身につくこと等)
[7] アフレルがご支援できることを紹介
   (ア) 検討や試験のお手伝い
   (イ) 社内プレゼンテーションのご支援
   (ウ) 機材のご質問対応
   (エ) 導入計画(スケジュール)のアドバイス
[8] 今後の流れを確認(購入を確定されている場合、具体的な手続きもお話します。)
   (ア) 購入製品の選定:検証したい内容に合わせて製品の組合せを提案します。
   (イ) 購入手続き
   (ウ) さらなる打合せや状況確認など、次にすることを具体的に確認します。

代表的な導入パターン

これまでに寄せられたご相談から、主に三つの導入パターンが見えてきました。

  • 生産性向上:生産ラインの改善、人手不足解消 →部品の認識、選別、ピッキング、移動、検査
  • 人材育成・社員教育:自ら現場改善を企画できる人材を育てたい、ロボットアームの制御を学ばせたい
  • 研究:独自ツールヘッドの稼働装置

生産性向上:生産ラインの改善、人手不足解消

1回目の記事で触れたように、現在も自動車やエレクトロニクスといった業種での導入割合が高いこともあり、やはり生産現場での活用が最も多いご相談です。数センチ程度、数十グラム程度の部品をA点からB点へ移動させる、あるいはカメラも併せてロボットビジョンシステムを構築し、画像から特定の部品を識別し、ピッキングするといった内容です。ここで部品と書いていますが、相談会では「ワーク」という表現を使うことも多いです。
このパターンでは相談会の後に必ず一定期間を設けて検証が行われるため、検証時のQ&Aにも対応しています。複数台を組み合わせて運用したり、より実運用に近い場面を再現したりといった時には、検証の現場に伺ってお客様と一緒に動作確認を進める場合もあります。

人材育成・社員教育

次に、人材育成を目的として導入したいというお声もあります。ロボットアームを使う側の人員(社員)に、扱っている機器の知識を獲得させたいという要望や、ロボットおよび、ロボットアームを活用して自動化、効率化のアイディアを自ら考えられるような人材を育てたいという内容です。従来のような大型で、専用の作業エリアや安全柵を要する産業用ロボットアームは一度にトレーニングを受けられる人数が1~2名に限られるため、小型のロボットアームを採用することでロボット制御を学ぶ人数を増やしたい(育成する人員を増やしたい)というお問い合わせもあります。

研究:独自のツールヘッドの稼働装置

三つ目の導入パターンとして、研究を想定した利用があります。卓上ロボットアームDOBOT®は、ツールヘッドと呼ばれる先端部分(標準でペンツールやグリッパーなどが付属)を付け替えることで様々な用途に応用できますが、このツールヘッドそのものを独自に用意(あるいは製作)し、DOBOT®本体を稼働装置として使用します。

例えば、ある動作を一定の速度で膨大な回数(あるいは長時間に渡って)繰り返す作業があると仮定します。こうした繰り返しの作業をヒトが行うと、速度や傾きにばらつきが出て同一条件を保つことは難しいですが、ロボットアームに代替させることでばらつきを大幅に軽減できます。他に、ヒトの腕では再現困難な角度やひねりを維持した実験を行うことも可能です。

まとめ

ロボットアームに関する情報は、基礎知識から製品固有の情報までインターネット検索で収集できます。ただし、自社導入を検討するにあたって、想定している使用場面を共有した上で具体的な実現方法を話し合うには、相談会のように目的を明確にした場が適しています。
外部の力を上手に活用することで、やりたいことを実現できるロボットアーム導入を目指しましょう。

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