【授業実践】 グループワークで課題解決に取り組む6年生のプログラミング授業とは? 関東学院小学校

2018年3月6日(火)、関東学院小学校(神奈川県横浜市)において、間もなく卒業を迎える6年生(2クラス72名)が授業でプログラミングを学びました。本記事では、6年生の全員がチャレンジしたグループワークによる課題解決の授業がどのように展開されたか、また子どもたちのプログラミングとの出会いの様子はといった点を見ていきます。

関東学院小学校について

神奈川県横浜市にある関東学院小学校(岡崎一美 校長)は、「夢を育む学校」を掲げ、教育目標の一つに「”夢を実現する学力”を身につけた子を育てる」があります。6年間を通じて新しいことを学び、お友達との関わりの中でまわりへ目を配ること、一緒にやりとげること、下級生をリードすることなどステップを踏みながら、学校の代表となる存在へと成長していきます。

公開授業の実施内容

  • 開催日:2018年3月6日(火)
  • 学年、クラス、児童数、授業時間
    • 6年a組(36名)10:50~12:15(3、4時限目)
    • 6年b組(36名)13:05~14:30(5、6時限目)
  • 授業の種類:理科
  • ゲストティーチャー:株式会社アフレル 鈴木優介

36名の児童はまず二人一組で、小さなロボットを使って動きの基本となるモーターやセンサーの動かし方を学び、プログラミングを体験します。二人でロボットをどう動かすかを考え話し合いを重ね、プログラムに反映する流れを繰り返して回答を導く時間です。その後、四人で一つのグループを作り、ロボット2台を組み合わせてコース課題にチャレンジします。2台がどのように動くとゴールまで辿りつけるか、課題を解決するためにグループ内で意見を出し合いプログラムを作り上げます。

IMG_0500_一部.png

授業のねらい

  • 子どもたちがグループワークとしてプログラミングの課題に取り組み、話し合いながら回答を導く過程を体験する。
  • 中学校でも実施されるプログラミングの授業に先駆けて、プログラミングとはどういうものか、その基礎知識を経験から理解する。

公開授業を終えて、先生方へのインタビュー

本授業の後、実践に至る経緯やICT教育に関して、当日、担任の先生お二人にお話を伺うことができました。(Q:アフレル社員からの問い、A:先生からのコメント)

Q1:児童らには6年間を通じてどのような学びを得てほしいとお考えですか?
A先生:課題や目標に対して、自ら考え、自ら行動できること。
B先生:より良い方法を求め、考える姿勢。相手の事を考えた行動ができる児童。

Q2:ICT教育を積極的に進める貴校で、卒業前のグループワークとしてプログラミングを選択されたのはなぜでしょうか?
A先生:児童が興味をもって積極的に取り組み、プログラミング教育の第一歩となりそうだったので選択しました。
B先生:6年間過ごした仲間と協働する学習として課題解決を進めるプログラミングは最適だったから。

Q3:授業を終えられて、プログラミングを教科の中で学ぶことへの可能性をお感じですか?
A先生:本校の教育目標を達成する可能性を持っていると感じました。
B先生:子どもの様子に合わせた課題を設定する事で多くの学びが得られると感じた。

Q4:学校で教材を採用する際、どういった点を重視されますか?
A先生:使いやすさ、応用性、こわれにくいこと。
B先生:動作の安定性と教材の強度。

Q5:プログラミングにグループワークとして取り組むことはどんな点が良いと考えられますか?
A先生:協働力、思考力が育まれると思います。
B先生:コミュニケーションが多く生まれる。適正な課題を与えれば子どもたちは様々な可能性を考える。

ゲストティーチャーの感想

今回の授業にゲストストティーチャーとして参加した株式会社アフレルの鈴木優介は、次のような感想を寄せています。

卒業を目前に控えた今回の授業は、レクリエーションの要素も含めてロボットプログラミングを体験してもらう内容でした。子どもたちは小さい頃からレゴブロックに慣れ親しんでいることもあり、ロボットがどのように動くのか・動かしていくのか興味津々の表情でした。動かす前は、ロボットプログラミングに対して難しそうとの意見もありましたが、実際に動かしてみると思った以上に簡単に操作できると感じたようで、積極的にチーム内で会話しながら課題に取り組んでいる姿が印象的でした。また、同じ動きをしているのにプログラムの組み方が異なるなど面白い発見もあり、児童たちの考えの導き方に驚かされる場面もありました。

机上を離れ、お互いに考えを伝え合い、共有し試行錯誤しながら課題に挑戦した今回の授業が、今後子どもたちにとって問題解決・コミュケーション能力を養う一つのきっかけとなればうれしく思います。

使用教材 レゴ® WeDo2.0

ブロックを組み立て、専用ソフトウェアでプログラミングし動かすことで、子どもたちが手を使って自分のロボットを作り、楽しみながらものづくりやプログラミングを学ぶことのできる教材です。モーターやセンサーを活用することで、様々な動きを実現できます。

img_wedo2.0-introduction01_s.jpg

参考:

関連記事